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会 期: 2014年3月22日(土)
時 間: 19:00 - 20:00 上映
20:10-21:00 作家によるトーク
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
場所 : 喫茶茶会記( 四谷三丁目)
http://sakaiki.modalbeats.com/
<概要>
「男と女にまつわる映像作品」と聞いたとき、ごく一般的には
恋愛物語や愛について、あるいは単純な官能的な表現を思い浮かべるかもしれません。
しかし、今回ここに集まった作品をご覧になったとき、
その予想は良い意味で裏切られることになるでしょう。
単なる性差やジェンダーの問題に留まらず、
性別を超えた他者性の問題、
また、男と女にまつわる普段意識することのない規範を目撃すること。
それは、あらゆることを「ただそのままに見せる」という
ある種残酷な特長を持った「ヴィデオ」だからこそ可視化できる表現がここにあるということです。
映画やテレビとは違った「男と女」を鮮明に観ることができる
この機会に是非足をお運び下さい。
<上映作品>
※上映順ではありません。
【浜崎亮太】
・Desertion
・彼等、彼女等の痙攣する週末の為に
【中村明子】
・マチコは男に転がされ、ゴミは風に吹かれる
【飯村隆彦】
・men&women(1971年)
【韓成南】
・Love, after
<トーク>
韓成南×浜崎亮太×中村明子
<出展作家>
・浜崎亮太・
1979年生まれ。現代アートを批判的に乗り越える芸術の可能性と役割を思索し、ヴィデオアーティストとして活動。近年の作品では一貫して「男と女」をモチーフとし、哲学的な命題に取り組んでいる。その他、ヴィデオを用いたライヴパフォーマンスも手がけ、過去にポンピドゥーセンター『HORSPISTES 2012』(フランス)、エクス・テレサ国立現代美術センター(メキシコ)での作品上映、東京都現代美術館『田中敦子アート・オブ・コネクティング』、トーキョーワンダーサイト渋谷『トーキョー・エクスぺリメンタル・フェスティバルvo.6』(特別賞)でのライヴパフォーマンスなど多数。
・中村明子・
映像作家。1997年米サンフランシスコ・アート・インスティテュート卒後、東京にて制作を開始、アートスペースの運営や上映会の企画、様々なアーティストとの共同制作など多岐に渡り活動する。2014年3月現在、鶴屋南北作の歌舞伎狂言『東海道四谷怪談』を題材とした長編自主映画を編集中。
・飯村隆彦・
1937 年東京生まれ。1960 年代の初頭より『くず』(1962),『LOVE』(1962) などのフィルム作品や、 映写によるパフォーマンスなどの活動をはじめる。1964 年に実験映画集団〈フィルム・アンデ パンダン〉を結成し、紀伊国屋ホールで日本の個人映画史上最初の実験映画祭を開催。1974 年
に N.Y. 近代美術館、1979 年にはホイットニー美術館で個展とパフォーマンスを行ない、個人映 画作家として国際的に評価される。ビデオ作品も手掛け、『OBSEVER/OBSERVED』(1975),『あい うえおん六面相』(1993)『,SEEING/HEARING/SPEAKING』(2001)を手がけ、メディア芸術の先端 を担う。著書に「芸術と非芸術の間」( 三一書房 /1970)「映像実験のために」( 青土社 /1986)、 DVD に『60 年代の実験映画』(2004)、『MA / 間 : A Japanese Concept』(2004) など多数リリース。 飯村隆彦ウェブサイトより引用 : http://www.takaiimura.com/
・韓成南・
記号論(言語・色・音・映像)を踏襲し、映像作品やアート作品を制作。人間/性愛/宗教といったコードに対して暴発的なエフェクトで彩った作品を発表している。最近はスーパーリニアという概念をもとに映像x演劇xダンスのアートパフォーマンスを上演している。
ソウル国際実験映画フェスティバル、ローザンヌ・アンダーグラウンド・フィルム&ミュージック・フェスティバル、デトモルド国際フィルムフェスティバル等での上映や、ソウル国際ニューメディアフェスティバルにてメディア・アーティスト賞、マリックビル・コンテンポラリー・アートプライズ等での受賞、その他個展・グ ループ展多数。 2009年 にaudio visual festivalを大阪で主催、オーガナイズする。
http://jonart.net/
<企画>
中井澪・大江直也・藤井可奈子
<協力>
NPO法人ビデオアートセンター東京