Charlotte Moorman performing on Nam June Paik's TV Cello wearing TV Glasses, Bonino Gallery, New York City, 1971
Photo: Takahiko Iimura. © Takahiko Iimura
1960年代から80年にかけてニューヨークの前衛芸術を牽引した一人、シャーロット・モーマンの個展。モーマンは元々、クラッシック音楽を勉強しチェリストとしてキャリアを積んでいたが、1960年代のアートシーンに感化されフルクサスのメンバーになり、ナムジュンパイクらとともにパフォーマンスをするようになった。両胸に小さなテレビのブラウン管をくくりつけてチェロを演奏したり、上半身裸になって演奏することで有名に。1991年に乳癌によって57歳の若さでこの世を去るまで、精力的にフルクサスのいう「ハプニング」を体現していった一人であろう。本展では、モーマンの記録映像や使用したチェロやチェロのオブジェ、パフォーマンスの記録写真などを、4つの時代に分けて展示。モーマンの活動の秘跡を追うことができる構成になっている。(中井澪)
12月10日まで
Grey Art Gallery, New York University
100 Washington Square East
212-998-6780
火/金/木11:00am–6:00pm、水11:00am–8:00pm、土11:00am–5:00pm
日・月休館
入場料任意寄付($3を推奨)
greyartgallery.nyu.edu